LiD/APD、ASDの娘が学校で受けられる支援が決まった!

APDと共に
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支援の決定

このカウンセリングと支援課での説明を受け、今回は具体的な支援の相談と申し込みのために、大学に行ってきました。

聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)に対しての診断書と、今回は自閉スペクトラム症(ASD)の発達検査の結果と、持病の腎臓病の診断書も提出しました。

結果として、娘が受けることになった支援は

①補聴援助システム ロジャーの授業での使用許可

②文字起こしアプリ(UDトーク)がインストールされたpadの貸し出しと授業での使用許可

③持病の腎臓病で診察、治療が定期的にあることへの配慮検討

それぞれについての内容は以下の形になりました。

①補聴援助システム ロジャーの授業での使用許可

 聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)の診断書と検査結果を提出して、授業でのロジャーの使用許可を得ました。
受信機を装着して、送信機を必要な場所に置いたり、教授に携帯してもらえるようになります。

そして、驚いたことに大学にロジャーの貸し出し機がありました。

世間的に認知の低い機器を支援課に置いてあることに、ちょっと感動しました。機器の説明と理解をしてもらうことから必要かと思っていたので、その点でもありがたいです。

購入を検討している娘は、レンタル期間中に日常生活での有効性を確かめてみます。
もし、日常生活にロジャーが必要ではないと確かめることができたら、購入はやめて大学の貸し出しを申請すると考えています。

②文字起こしアプリ(UDトーク)がインストールされたpadの貸し出しと授業での使用許可

 娘が希望した文字起こしアプリがインストールされたのPadの貸し出しと使用許可も申請しました。

UDトークアプリは、ドラマ「silent」で一気に有名になったようですが、アプリとしては以前からあり、改良を重ねてアップデートされ信頼性は高いようです。

手持ちのスマホにもインストールできます。

また、Bluetooth接続が可能なロジャーセレクト(ロジャーの受信機)が可能で、これにより先生の講義の内容を耳で聞きつつ、Padに文字化されたものを見ることができます。

両方を授業で申請する娘は、これまでのLiD/APDによるストレスがずいぶん解消されそうです。

UDトーク
コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ

UDトークの使用の感想、ロジャーとの相性など、またレポートしますね!

③持病の腎臓病で診察、治療が定期的にあることへの配慮検討

 娘は、高校2年生の時に腎臓病を発症しました。国の指定難病です。

治療法や薬はなく、治癒はしないので体調管理を行いながら、再燃(再発)したら投薬により炎症が収まるのを待つしかありません。

現在は落ち着いていますが、定期診察と治療があることと、発症すると1~2か月の入院が必要になります。

これまでに4回、合計半年以上の入院をしてきたので、学校生活との両立に苦労してきました。

その腎臓病の診断書の提出により、治療や入院等で授業の欠席が5回以上となった場合、レポートの提出などで同等の評価をしてもらえる可能性があるということです。

しかし、これについては「可能性がある」という程度で、教授や授業内容によるでしょうし100%確実なものではありません。

娘の腎臓病は、日々の食事管理は効果はなく、体調変化に少しでも早く気づいて服薬開始で症状の悪化を抑えるしかありません。発症から5年経ちますが、いつも私の心の気がかりです。

健康が一番ですね。

今回申請しなかったこと

 自閉スペクトラム症(ASD)について、検査の結果を提出しましたが、支援を受ける必要なレベルではないこと、また娘も特段必要とする支援が今はないことから、相談の上、支援の申し込みはしなかったそうです。

ただ、担当のカウンセラーさんが、これからもカウンセリングを継続し、ASDの特性による困難さ・・・例えば、同時提出のレポートなどがあった場合に、時間やスケジュール配分が上手く行えているか、できていなければその方法の相談に乗ってくれたりしてくれることになりました。

具体的な「時間やスケジュール配分」という課題を示されたことで、思い返すとこれまでやろうとしているのに、なぜか上手くできていなかったということを振り返ることができたようです。

 娘のように大人になってから発達障害と診断された場合、なんとなく上手くいかない、なんだかトラブルになる、がんばっても成果につながらず、回り道ばかりでいつもしんどいという経験をしてきています。

だけど、それなりにはできているので、助けの求め方を知らないし、求めることが嫌だったり求めてはいけないとも思っているみたい。

だから、まぁ「必要な支援がない」って言うことになる。

でも、少しづつこうして手を差し伸べてもらって、これまでがんばってきたことともうがんばらなくていいことを知ってほしいな。

そして、ゆっくり社会にでる準備をしてほしいと思います。

これで、復学に向けてのいろいろな準備が整いました。

あとは、娘の力を信じて見守っていくしかないですね!

 大学など教育現場で受ける支援だけではなく、利用できる機器の種類や、アプリなど自分で手に入れることが可能なものもあります。

幅広く知っていただくことができ、日常生活の助けになれば嬉しいです♪

 ここまでお読みいただき、ありがとうざいました。
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よろしくお願いします。

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