私が参考にしているもの~書籍編

こども園看護師
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書籍編

 保健室勤務は、同僚も少ないのでなかなか相談したり、ほかの園と意見交換をする機会もありません。
ましてや、初めて保健室勤務に就いた1年目は

「いったい何をするの?」
「どういう知識が必要なの?」
「どんなことが起こり得るの?」と、何もわからなかった私。

そんな私が、4年目の今も、参考にしている書籍をご紹介しますね。

「保育園の保健室のしごと」/東社協保育士会保健部会編/赤ちゃんとママ社

この本、なかなかいいです。

 東社協保育士保健部会に所属する保健室勤務をされていた看護師さんたちの著書です。
現場の経験から、まさに「今」「誰のため」「何のため」がわかりやすくまとめられています。

アレルギーや流行性感染症など基本的な医療情報も含まれており、経験の中で見落としがちな点を振り返ることができます。

 季節ごとの保健行事や健康診断のこと、感染症対策や保健だよりの参考資料などもあり、即実践できる内容になっていて、保健室の基本がわかります。
保健室勤務がはじめての方にはお勧めです。

保育現場における感染所の知識と対応/全国保育協議会

 感染症に特化した、医師監修の1冊です。
保育士向けとなっていますが、厚生労働省のガイドラインに対応した、充実かつ分かりやすい内容になっています。

 感染症が発生した場合に、感染経路や原因ウィルスをきちんと理解して必要な対応を図る参考になります。

後半は、アレルギーについての内容も記載されており、アレルギーの基本の理解から、アナフィラキシーについて、給食の除去食の対応など、保育現場での実践委役立つ内容になっています。

また、学校保健法に則った必要書類の参考例なども引用されています。

書籍「保育現場における感染症の知識と対応」

 

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 現在、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)(2021(令和3年)年8月一部改定」に対応した2021年度版が発売されています。
この画像は、旧版です。

保健室雑誌「健」/株式会社日本学校保健研修社

主に小中学校の保健室で働く養護教諭さん向けの月刊雑誌「健」です。

 基本的に養護教諭さん向けで医療分野の解説が親切にわかりやすくなっています。それゆえにわかりやすい解説で、私なんかは自信がない整形外科の分野などでとても勉強になります。

 こちらは、月刊誌なのでその時々の健康の情報や、感染症の最前線、新型コロナウィルス感染症に関しては、保健室でできる感染対策や基本的な情報など、本当に助けてもらいました。保健室対応での困りごとの解決方法や必要な救急対応の質問に医師が答えてくれるコーナーなどがあります。

私のお気に入りの特集記事は
「フィジカルアセスメント集」
「救急対応の疑問」
「悩みを専門医に聞いてみました」
「保護者トラブルの事例に専門家がアドバイス」です。

月替わり、ランダムに掲載されます。

また、保健だよりのイラストや季節のあいさつ例文などもダウンロードできるようになっていて、とても便利。この素材を使って保健だより作りしている方も多いのではないでしょうか?

 購読は、直接電話連絡か、上のホームページの「お申し込み」ボタンからも可能です。
年度の途中からの購読やバックナンバーの取り寄せも可能です。

また、勤務先への送付のみですが、見本誌も取り寄せることができるので、興味のある方は一度お試しくださいね。

PriPri/世界文化社

 保育士さんの保育雑誌です。
その中に、ちょっとした保健のコーナー「PriPri診察室」があります。

実は、これがなかなか役立ちます。

 保育士さん向けに健康、保健情報が書かれているので、専門用語を使わずに保育士さんにわかりやすく伝える内容や、どう保育の場面に取り入れてもらえばいいか、保健活動ヒントになります。

感染対策ひとつを取っても、看護師と保育士さんでは重要とするポイントが違うことはよくあることです。どのような視点からアプローチできるかの参考にもなりますよ。

まとめ

 今回は、私が日ごろからも参考にしている4冊をご紹介しました。

「看護師は私ひとり・・・😭」という園も少なくないことと思います。

相談事があっても同僚はいないし、病棟勤務の友人に話しても伝わらない内容や状況も多く、困ったり孤独になることも多いのが現状です。

でも、めげることなく新しい情報をどんどん取り入れて、自信をもって園児の健康を守れる保健室を作っていきましょう!

 ここまでお読みいただき、ありがとうざいました。
コメントなどいただけたら、励みになります。
よろしくお願いします。

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