日々ASDの娘と向き合っていると、時々疲れてしまう。
うまく伝えられたと思っていたらそうじゃなかったり、理解できたと思っていたら
「いつもわかってくれない!」
と数日後に言われたり。
いつもあとからわかる。
過ぎてから気づく。
ちょっと疲れたなぁ〜と思う時、ありませんか?
娘に言われた「水を差す」のエピソードから。
先回りして気遣うことはとても難しい|ASDの特性
一般的なASDの特性。
- 対人が苦手
- 空気が読めない
- こだわりが強い
- 感覚が過敏
教科書通りに理解するのは簡単。
でもね、日常生活の中でその特性から本人が困っていることに、先回りして気づくって想像以上に難しい。
少なくとも私には・・。
会話の中の受け取りの違い
つい先日も・・・・

あんちゃんは、いつも私が遊びに行ったり、楽しいことをしているときにわざわざ水を差すよね。
と、言われた。
は?
一体何のことかさっぱりわからない。
友人の少ない娘の外出は、私にとっても嬉しいこと。
だから、水を刺すようなことを言う、するはずがない。
娘が、ケンカの中の売り言葉に買い言葉で言ったにしても、そのことが私はずいぶん気になっていた。
LINEをさかのぼってみた。
ん〜〜〜〜〜・・・・・、私が想像する「楽しい時間に水を差す」ようなメッセージややり取りなど、それらしいものはない。
それからもしばらく考えていた。
何度も、LINEを見返した。
・・・・え?
もしかして、これ?
気遣っている気持ちは伝わりにくい
娘は、何かと体調が優れない。
1年の3分の2は下痢で困っているし、低気圧なら頭痛がする、生理前はひどい腰痛と腹痛。
また、対人に困り続けているから、そのストレスでいつもどこか不調。
持病もあるため、私はいつも娘の体調を心配している。
だから、娘のLINEへの返事には、体調の確認を含めたLINEを送り返す時がある。

体調どう?
無理せずにね。
何かあったら連絡してね。
あ〜・・・・これ?
きっとこれだなぁ〜💦
これが、娘のいう「水を差す」ことなんだと気づいた。
その時、返事は「大丈夫」「ありがとう」とか返ってくるけど、修羅場では攻撃の種になる。
その時わからないすれ違い|ASDの特性
このメッセージを自分の体調への心配や気遣いとは受け取らず、楽しい時間に水を差されたと感じていたとは思いもしなかった。
ASDの特性として理解すると「空気や相手の気持ちが汲み取れない」となるのかな?
こんな小さな、でも、のちに大きくなる受け取りの違いはちらほらある。
娘の中では、きっとちらほらでは済まない数あるんだろうな。
娘の受け取りが本心か衝動かは、その時の状況によると思う。
でも、私のLINEを受け取ったその時、外出先の娘の楽しい気持ちが萎んでしまっていることはきっと事実なんだと思う。
そういう風に人の言葉や態度の受け取りや捉えが、自分の気持ちのマイナスになるのは、きっと本人もしんどいこと。
だって、どんなことにもストレスは少ない方がいい。
娘の気持ちを考えると辛くなるけど、こんなやり取りのすれ違いに私も疲れてしまう時がある。
カウンセラーさんに
「お母さんも娘さんもお互い何も悪くないんですよ。」
と言われるが、悪くないことが余計にやりきれない時もある。

ASDの特性を理解しようと日々思っているけど、日常の何気ない会話ややり取りの中に気づいて先回りして配慮することは、本当に難しい。
だから、娘がその時傷ついたり、ストレスになっていることに、あとから言われて、あとから気づいて、あとから落ち込むことになる。
その時に気付けないことが痛い。
これって、ほんとに難しいね。
家族だから、親子だから、母娘だからなのかもしれない。
でも、私はこの件から、娘との会話、LINEに言葉がすぐに出なくなったり、火種にならないか考えるようになっている。
ん〜〜〜〜〜〜〜、ほんと、この言葉しかない!
難しい〜〜〜〜〜!
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