ブログ終了についてのお知らせ

　2025年12月3日をもって、ブログ「ゆっくり歩いていこう｜大人ASDの娘の歩幅」を終了することを決めました。

これまでありがとうございました。

私ができること

　娘にASDとAPDの診断がついた後、私は娘を理解しようと様々な本を読み、ネットを巡りました。

私は過去の、今日の日々の娘の言動や起きてきたトラブルを夢中になって調べ、知識や情報を得ました。そして、私の頭の中にはいくつかのカテゴリが出来上がり、起きた問題や場面ごとの娘をそれらのカテゴリに当てはめ分類するようになりました。

そのカテゴリに分類された娘の言動や問題は、

「こうすればうまくいく」

「これができればこんな思いはもうなくなるはず」

と、カテゴリに適した解決策や対応方法でクリアできると決めつけ、娘にどんどん押し付けるようになりました。

そして、拒否する娘に、うまくいかない結果に、原因は自分の課題に向き合わない娘にあると、腹を立て、言い合うことが増えました。

娘への理解やその過程を文章化することは自分の気持ちや考えを整理できる、そしてそれをブログに載せることで同じ境遇の方の力にしてもらえたらいいなと考え、始めたブログでしたがいつしか書くことが重荷になっていた気がする。

でも、重荷になりながらも、書かないと理解できないとさえ思っていたかもしれない。

娘はいつからか、

「anchanが全て正しいから、好きなようにしたらいい。私はどうでもいい」と言うようになりました。

娘を理解するはずが、自分本位に娘を動かそうとしていた。

娘にも重荷になっていたのでしょう。まさに本末転倒・・・。

このことに気づいたのは、何かきっかけがあったわけでも、誰かの言葉があったわけでもありません。

でも、私の中で変わったのは記事にも載せた、娘を心理士さんに預けることができるようになったことかもしれません。

いつも娘のことを考えて迷って娘とぶつかって疲れての毎日を、心理士さんが半分受け持ってくれたような。

カウンセリング開始から1年かけての私の気持ちの変化。

そして、ブログを書くことをやめたら、娘の行動や日常の生活の全てが、

「そうなん？ま、いいんじゃない？」

「それもいいかもね〜」

と、あまり気にならなくなりました。

重ねてきた知識はあるので、なぜ娘がそうであるのか、そうしてしまうのかはわかるけど

「あなたも大変ね〜。困ったら声かけてね、手伝う準備はいつでもしているからね。」

と思えるように、待てるようになりました。

今、私たちの関係は穏やかになりました。

これからも娘はきっと生きにくい人生を生きていくでしょう。

でも、そんな時に

「あはは〜〜！それでもいいんじゃない？！だって、あなたなんだから。」

と、笑い飛ばしてあげることが私の人生の役割かな？と今は思っています。

ひとまずブログをやめて、娘を言語化せずに心で受け止めて伴走したいと思います。

ありがとうございました⭐️

ブログを始めて3年半。

誰かの力になれたら、と始めたブログでしたが、娘の力にもなれていなかった私には役が重すぎたようです。笑

いただいたコメントは私の励みでした。

本当に感謝しています。ありがとうございました。

また、どこかで・・・。